病院の先生との関わりかた
私が若かりし頃は、大学病院も白い巨塔の様な世界で、治療にどのような薬を使うのか聞いただけで
「そんな事聞いてどうするんですか」
と今では考えられない返事が返ってきて
患者は大人しくまな板の上の鯉でいればいい・・・
などという時代もありましたが、
今では、逆に
①〜③くらいのメリットとデメリットを説明され、どれを選ぶか良くご家族で相談して決めて下さい
と言われる事が多いですね。
医療の知識のない家族は途方に暮れてしまうわけです。
TVでやっていた打開策は、
「先生のご家族が同じ立場だったら、何を選択しますか?」
と聞いてみるのが良いそうです。
患者さんで溢れてかえった外来の待合室
出来るだけ手短かに聞きたい事を聞くのもあらかじめの予習が必要なのでしょうね。
今回父の通院に合わせて帰省したのは、電話で浮腫みの左右差が4cmと聞いていたから、
深部静脈血栓症は大丈夫なのか気になった為でした。
入院していた時の情報が皆無だったため、
今の浮腫みが、術後の後遺症なのか、深部静脈血栓症の疑いがあるのかわからなかったのです。
姉と電話で話をしていた時も、昔の病院を知る世代は、やはり経験から躊躇してしまうんですね、姉は
「私は聞けない」と言い
その気持ちも良く分かりました。
深部静脈血栓症の場合、足に出来た血栓が肺などに飛んでしまうリスクがあるので、施術は禁忌となるのが一般的です。
ですから、確認するのは必須事項だったので帰省して、診察に同席することにしました。
父の記憶によると術後入院時に足のエコーは撮ったそうなので、どのように切り出すか悩んだ結果
「今現在の時点で、深部静脈血栓症の心配はしなくても大丈夫ですか?」
と質問してみたら、
先生笑顔で
「大丈夫ですよ」と答えて下さいました。
抱えていた不安が消え一安心でした。
自分の中で勝手に色々遠慮する思考の癖は今の時代には合いませんね。
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